小さな俺様
[かなた]
俺の自転車の後ろにのるまこ
腰に回してきた腕にドキドキする
背中に引っ付いてる
まこは歌を歌ってる
たまに外す音に笑えて来る
「まこってオンチ?」
「言わないでよ!//」
自覚してんだ
「かなた?私ね、ずっとかなたに
嫌われてると思ってた」
嫌ってねぇ
もはや大好きだし
なんていわねぇけど
「でも違ったんだね。
お互い大好きで、
照れ隠しみたいなものだったんだね。」
否定できなかった
たしかに俺は照れ隠しで
まこにちょっかい
だしたりしてたから