チューして☆ダーリン






「学校休もうかな…」



内側から拳で叩かれているみたいにガンガンと痛む頭を抱えポツリと呟く。



「うう…」



でも今日は、先生の友達ん家に行く予定なんだ。



楽しみにしてたのに。



薬飲んででも行くか?



でも先生が知ったら、怒っちゃうかな?



どうしよう……



行きたいけど…悩んでいるとトントンとドアを叩く音。



「…海、起きなさい。学校よ」



「うん……でも具合悪くて」



そう言うと、バタバタ体温計を持ってきてくれた。


「ほら、測りなさい」



「………う、ん」



パクッと口に含む。



ピピピ…



38.9…



「お母さん」



「休みなさい。連絡しとくわ」



「行きたい…」



そう言うあたしにお母さんは横に首を振った。



だから、泣く泣く諦めたんだ。










< 38 / 60 >

この作品をシェア

pagetop