いぢわる王子様
ねぇ、すぐる――。



私とすぐる。


であったのは偶然なんかじゃないんだって。


全部全部、未来へ続くための出来事と出会いなんだって。


だからね、すぐるが弥生さんを失った事も、今ここに通じてるの。


私たちのケンカも、全部未来へ通じてるの。


無駄なことなんて、なにもない。


くよくよすることなんて、なにもない。
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