時の女神

エノール国

―――
―――――

「陛下!!今日の昼にエノールの姫を迎えますぞ?お仕度をしてください」


今日はエノールの姫を迎える日だった


「わかった…大臣…あまり興奮すると体にわるいぞ?」


ダンテはなぜこんな約束をしてしまったのか後悔に浸っていた



「さぞ美しい姫だろう…陛下も楽しみですな!」


―楽しそうにみえるか?全く大臣は…

ユイにも仕度をさせるように言うか



ダンテは必ず何かをするときはユイも誘う

本人は気づいていないのか…考えることはかならずユイが出てきていた


「陛下!!お仕度を!」


「わかった…部屋にいくから大臣も仕度をするといい」


早く逃げたかった



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