君の声。

日常






制服に着替えて、つい、今までの日常のイヤホンを手にとっていた。




「…っと、いらないんだよな、コレは」




イヤホンを置いて、部屋を出る。




うっすらと残る手首の傷痕に苦笑しながら階段を降りる。




階段を降りれば姉貴がいて聞いてくる




「陸ーごはんは??」



「ん、いいや」




携帯の時計を見る。




まだ時間はあるけど、今日はいつもより学校に着くのが遅いから




気付いたのか、姉貴がニヤニヤ笑う。非常に居心地が悪い。




「なんだよ」



「べっつにー?
そぉだよねー!!なるほどなるほど。」




うっさいな。




姉貴から逃げるように玄関で靴を履く。




けど玄関までついて来る。




「行 っ て き ま す 。」




着いてくんな、と目線で訴えている。




どうやら気付いたらしく、ヤレヤレといった感じで片手をヒラヒラ振りながらリビングに戻っていった。











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