君の声。
†side:陸†
一段落ついて、休んでたら厨房に雪が来た。
手にフォークを持っている。
どっかの客が落としたのか。
「ん」
雪にフォークを渡す。
「ありがとう」
ニコッと笑った雪。
そう言ってフロアに戻っていった。
「ー……」
左手で顔を覆う。
「ん?なんだ、顔真っ赤だぞ、藤堂」
楢橋が雪と入れ替わりで厨房に来る。
「…るせー‥」
「クスッ♪」
「え、佐山なんで笑ったの?」
佐山め……!!
一部始終見てたから……
「藤堂てばカーワィ~♪」
「黙れ!!」
~~~~っっ!!
クソっ、
仕返しかよ!!