◇ 永遠 ◇
でも、甘く見ていた。
女の子の力って、凄いね・・・。
正直、何度も屋上に呼ばれて暴力を振るわれるのは辛かった・・。
恐怖心で動けない私に、容赦なく振り落とされる拳や足は・・・肉体をぼろぼろにしていった。
・・・だけど、君にはいえなかった。
心配させたくなんて、無かったから。
君に謝って欲しくなんて、無かったから。
だから、君と会うときは頑張ってばれないように傷をかくした。
あざを隠した。
でも、吾川先輩には見つかっちゃったけど。