モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「お釣りはいらないわっ」


「…て、足りませんけど」


格好よく一万円を叩きつけたつもりが…カウンターにのっているのは情けなくもヨレヨレになっている千円札だった


顔がかーっと一気に熱くなる


なに、やってるのよ、自分っ


恥ずかしすぎるっ


これじゃあ…馬鹿丸出しじゃない


ただでさえ、あたしの秘密の趣味を知られてしまっているというのに


いや…あたしの秘密があの男の手中にあるっていうのに


いまだに男のこめかみへとトントンされているDVDをちらっと見やった


ああ…格好悪すぎだわ

< 3 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop