猫殿さまのお嫁さん



理介が入ってきた。


私は心臓が飛び出るかと思った…。






理介は私の手をそっと握った。



震えが止まらない…


嬉しいような怖いような…


「怯えるな…俺にとってそなたは大切なるもの。傷つけたりはせぬ。俺を信じろ」



理介の目は昔と変わらず優しい。



私信じるよ。理介。





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