リセット~彼女が死んで彼女が現れる~
急に黙り込んだ俺を、父さんはただ黙って見ていた。
「健…、今日はもう遅い…。部屋に戻って休んだほうが良い…。
明日からまた学校なんだろう…?」
「……。」
父さんに促され、俺は自分の部屋へと戻った。
ベッドに横たわった途端、今まで我慢していたものが一気に押し寄せるかのように俺は布団を被って泣いていた…。
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