ひかり。


とある日の朝

あたしは
とてつもなく悩んでいた。



「うーん…ううーん」



「さっきから
そればっかりだよ?紅葉。」


心配そうに彩さんが
覗き込んできた。



「うーん…ぅぅーん………」





(駄目だこりゃ)


そう思ったに違いない。




何をこんなに
悩んでるかって?


それは……………、


ついうっかり禁煙の
約束もしてしまったから。






薬に手を出した事はないから
中毒にならないし、

他の事だってしょーくんに

言われたことは全て止めた。


てか、止めて来れた。





けど、ひとつだけ
どうにも出来なかった。








それが…禁煙。






しょーくんは野球少年だから
煙を吸わせてはならない

ということで
節煙はしてこれたけど、

今は辞めよう辞めようと思っても
気持ちばかりが前進しちゃって
逆にペースが早くなる始末。




しかも、約束した日以来
何分ペースで吸ってるか
聞いてくるし、


煙草無くなると喜ぶし…


ほんとに禁煙しそう…



いやするって約束したけどさ…





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