エクソシスト
「ここがリンの部屋だよ。」

部屋は可愛かった。

昔読んだ本に出て来るお姫様の部屋みたいだった。

「どう? 気に入った?」

「…うんっ!とっても!」

「良かった。
じゃぁ僕の部屋は隣りだから。
何かあったら言ってね。」

「ありがとうアレン…」

アレンは少し照れたように、
「御礼なんていいよ。
じゃぁ…また明日な。」

「おやすみなさい。」

「…おやすみ。」


アレンは部屋を出た。



しばらくすると、アレンが自分の部屋に入った音がした。

ベッドには、パジャマがおいてあった。

それに着替えると、部屋の明かりを消してベッドに入った。



「暗いのは…やっぱり嫌いだな…」


リンは眠りに落ちた。
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