†続†黒いスーツの王子様
「いまさら話なんて……なに考えてんだよ・・」


グラスに入ったビールを一気に飲み干す修二。





「このメールいつきたの?」

「一週間くらい前かな?どこで俺のアドレス入手したのか知らねーけど、マジ勘弁してくれよ……」


修二は髪の毛をくしゃくしゃと掻いた。



なるほどね。

修二がここんとこ荒れてた理由はこれが原因か・・・

でも………






「原因はこの菜々枝からのメールだけなの?」

「・・・・」


修二の動きが止まる。





「‥真由ちゃんのことも・・原因のひとつなんじゃねぇの?」

「………ああ。」



‥やっぱりな。






「確かに似てるもんな。真由ちゃんと菜々枝・・・」

.
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