白虎連合Ⅳ




じんわりと目に涙が溜まる。

今までプレゼントを貰っても、そんなことなかったのに。





どうしよ。

言葉が出てきいひん。








「俺ともお揃いっすよ、ほら見て下さいっ」


「うん、」


「紫織さんに付いてきて貰って頑張って選んだんすよ!!!」


「紫織?」


「だって俺一人じゃ分かんないんすもん」







さっき服屋で言ってたこと。

やっぱり紫織やったんや。




全然知らんかった。

全然気付かなかった。





そればっかり。









「ずっと一緒にいましょうね」








抱き締められた体は暖かい。

涙を一粒流れた。










「…―うん」









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