恋愛模様


『莉胡……考え過ぎですよ』


『桃ったら…全然分かってない!!相手は桐風なんだよ!?行っちゃだめ!!!』





どうしましょう……


桐風くんがそんな人だとは思えないですし……地味な私を桐風くんが相手にするとも思えません


やはり莉胡の考え過ぎな気がしますが……





『呼ばれた以上…すっぽかすなんて出来ません』


『でも……!』


『大丈夫です、用件を聞いたらすぐに帰ってきますから』


私が笑顔でそう言うと、莉胡は押し黙って私を見た


『本当に…大丈夫?』


まだ不安そうにしている莉胡を安心させる為、私はニッコリ笑って「はい」と答えた


それと同時に6限目の始まりを知らせるチャイムが鳴る


確か次は……国語だった気がします


私はアメが包まれていた包装紙をポケットに入れて授業の準備をした









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