恋愛模様


『あの!!それより……桐風くんは黒髪から茶髪にしたんですよね?それはやっぱりオシャレの為ですか?』


私は話を変えるため、さっき気になった事を聞いてみた


『ん?あぁ…黒髪から茶髪じゃなくて金髪から茶髪ね』


『金髪!!?』


驚きました………
この学校に金髪の男の子が居たなんて……


しかもそんな目立つ格好をしているのに……今まで知らなかったなんて……


やっぱり私は疎いのでしょうか……??


『金髪だったのを茶髪にしてやったのにゴリラの奴、怒りやがって……』


桐風くんは前髪をいじりながら、ぶつぶつと文句を言っている


あぁ……西先生の気持ち…分からなくもないです


茶髪にするなら黒髪にしてほしかったのでしょうね


『周りの奴らからも金髪の方がよかったって言われる始末で……また戻そうかな?』


『そうですか?私は……茶髪の桐風くんの方が好きですよ?優しい感じがしますし……』


そう言って桐風くんに向かって微笑むと、微かに桐風くんの頬が赤くなった気がした


多分…気のせいだと思いますが










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