タビタチノトキ
小学時代
18年前______

「んじゃ、言ってきます!」




小泉葵《コイズミアオイ》、6歳です。
今日から、小学1年。
友達できるかむちゃくちゃ不安。




「葵…リボン曲がってる」


母の和代《カズヨ》が私のリボンを直した。
と、それと同時に
隣の家のドアが開いた音がした。



「葵ちゃーん!」

「春くん!」


お隣の向田春日《ムカイダハルヒ》くん。
私よりも3学年上。
今年で3年生なんだって。


私がココに引っ越してきたのが3年前。
全然覚えてないけど…
私、3歳だったし…。




「あら、入学式ですか?」


「はい」


母と春くんの母が話してる。
春くんの母は私の母と違い、スラーっとした身体に
サラサラの茶色い髪。
化粧も軽く施《ほどこ》して
服はすごく清楚系。


「葵ちゃん。これから、春のことよろしくね」


春くんの母は自分の息子のことを春と言う。
変わってるなぁと思う。


「いや、面倒みんの俺だからね!」

「そうね…。フフフ」


可愛くて綺麗だけど…
変わってる。

と、思う。









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