惚れたら負け




「そっか」

佐々くんはまだ開けていない
コーラを握りながら、
遊んでいる子供を眺めてた。


「はぁ…。俺にすればいぃのに」

寂しそうに笑う彼。


その顔や仕草が佐藤くんに
似ててドキドキする


「俺にしろよ…。」


「ごめん。まだ私」

「知ってる。けどいつまでもつらい顔してんの見んのヤダ」



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