TOMODACHI☆★

ドアの隙間から覗いてみると冴えない女子グループがいた。

『なんかさー…鈴掠いるじゃん?最近いじめてもなんか手応えないよね』

はぁ!?
何いってんの!?
…私をいじめてるのはあいつらってこと…??

もうちょっと様子を見ることにした。


『なんか五十嵐に相談してるっぽいよ』

バレてるんだ…
別に気にしないけど…

『うっそ!!!あたしファンクラブに入ってるんだけどーっ!!ムカつくー』

1人の女子がジタバタ暴れだす。


『まぁまぁ、あの人が次の指令をだすまであたしらは鈴掠をイジメ続けましょ♪』

ふざけんな〜っ!!!

怒りが頂点に達した。

教室に入ろうとして、
教室のドアに手をかけた瞬間。

怒りがストンと落ちた。

「あの人が指令をだすまで」―…!?

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