妖魔05~正道~
革命の灯火
黒い日差し
片付けをしている最中、大きな音と地震が起き、教会内に響き渡った。
「皆、大丈夫か?」
「私としては、震度七程度でどれだけ立っていられるか、試してみたいのですがね」
アホ・マナフは放っておいてもいい。
吟は琴を頭に乗せ、椅子に座りながら余裕ぶっこいてるようだ。
ロベリアと千鶴は尻餅を付いている。
マリアと摩耶は奥で子供たちの面倒を見ている。
外の様子を見てきたほうがいいのか。
「すまん、ちょっと行って来るぜ」
「王子様、私も共に」
「おう」
俺とロベリアは外に向うと、開いた口が塞がらなくなった。
「何だ、アレ」
塀が壊されているのだ。
そして、大きな刀が宙に浮いている。
しばらくすると、刀が地に落ちていくようだ。
「本当に、何があったんだ?」
状況が、いまいち掴めない。
誰かと誰かが争っているとでもいうのか。
それとも、あの刀が独りで暴れているとでもいうのか。
「世界が、崩れ去る」
「みたい、だな」
今の状態であるならば、廃墟から出る事は可能だ。
「よし、戻ろう」
子供達も苦しい生活から、抜け出す事が出来るのだ。
俺達が戻ろうとした時、辺りには猛者が集まってきていた。
「皆、大丈夫か?」
「私としては、震度七程度でどれだけ立っていられるか、試してみたいのですがね」
アホ・マナフは放っておいてもいい。
吟は琴を頭に乗せ、椅子に座りながら余裕ぶっこいてるようだ。
ロベリアと千鶴は尻餅を付いている。
マリアと摩耶は奥で子供たちの面倒を見ている。
外の様子を見てきたほうがいいのか。
「すまん、ちょっと行って来るぜ」
「王子様、私も共に」
「おう」
俺とロベリアは外に向うと、開いた口が塞がらなくなった。
「何だ、アレ」
塀が壊されているのだ。
そして、大きな刀が宙に浮いている。
しばらくすると、刀が地に落ちていくようだ。
「本当に、何があったんだ?」
状況が、いまいち掴めない。
誰かと誰かが争っているとでもいうのか。
それとも、あの刀が独りで暴れているとでもいうのか。
「世界が、崩れ去る」
「みたい、だな」
今の状態であるならば、廃墟から出る事は可能だ。
「よし、戻ろう」
子供達も苦しい生活から、抜け出す事が出来るのだ。
俺達が戻ろうとした時、辺りには猛者が集まってきていた。