妖魔05~正道~
目的意識
昨晩、美咲と出会った事以外は、何事もなく終わった。
そういえば、一つ言うのを忘れていたが、俺の部屋はない。
俺の部屋と言っていたが、あれは物置になっていた場所を無理矢理、俺の部屋にしたのだ。
まあ、千鶴曰く、あるにはるがただでは入れないとの事。
瑠璃子の使っていた部屋をロベリア姉妹が使っている。
ジャスミンは凄く喜んでいるんだよな。
朝方に帰ってきたロベリアを起きて待っており、一緒に入った風呂で随分とはしゃいでいたようだ。
そのせいか、今日はぐっすり休んでいる。
「さて、と」
校門前に行かなくてはならない。
「子鉄が待っているんだったな」
どうなる事やら。
「葉桜」
学校の門に行く途中、刃に出会う。
「テメエ、余計な真似をしやがったな」
「確かに、お前からすれば、俺のやった事は納得いかないだろうな」
「テメエとは決着をつけなけりゃ、俺の気がすまねえ」
襲い掛かってくる。
しかし、先日のキレがまったくない動き。
まるで、人間になってしまったかのような動き。
かわしたり、受け止めたりする事が出来るのだ。
妖魔ならば、紙一重になるのだがな。
「不調か?」
「うるせえ!」
よくみると、刃には、どこかで見た物が腕輪として付けられている。
「お前、魔力を吸収されてんのか?」
そういえば、一つ言うのを忘れていたが、俺の部屋はない。
俺の部屋と言っていたが、あれは物置になっていた場所を無理矢理、俺の部屋にしたのだ。
まあ、千鶴曰く、あるにはるがただでは入れないとの事。
瑠璃子の使っていた部屋をロベリア姉妹が使っている。
ジャスミンは凄く喜んでいるんだよな。
朝方に帰ってきたロベリアを起きて待っており、一緒に入った風呂で随分とはしゃいでいたようだ。
そのせいか、今日はぐっすり休んでいる。
「さて、と」
校門前に行かなくてはならない。
「子鉄が待っているんだったな」
どうなる事やら。
「葉桜」
学校の門に行く途中、刃に出会う。
「テメエ、余計な真似をしやがったな」
「確かに、お前からすれば、俺のやった事は納得いかないだろうな」
「テメエとは決着をつけなけりゃ、俺の気がすまねえ」
襲い掛かってくる。
しかし、先日のキレがまったくない動き。
まるで、人間になってしまったかのような動き。
かわしたり、受け止めたりする事が出来るのだ。
妖魔ならば、紙一重になるのだがな。
「不調か?」
「うるせえ!」
よくみると、刃には、どこかで見た物が腕輪として付けられている。
「お前、魔力を吸収されてんのか?」