神風

「こうなったら失敗してもいい。花蓮が巻き返してくれるよ。」


「え?あたしですか?」


「冗談よ。自分の走りたいように走ればいいよ。」


「勝つことに意識をとられるな、とのことですね。」


「まあね。よしっ!行くよ。」


智を置いてあたしたちはレーンに向かった。
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