神風

挑発してる…


絶対おちょくってる。


止めないと…ね。


「元樹、そのへんにしといてあげて。」


たしかにあたしと元樹はお互いが大切な存在である。


でも彼が思ってるような関係ではない。


「ノンの約束は…」


「そういう意味じゃないんでしょ?」


「分かってるじゃん。」


「からかっただけだよ。」


また撫でられた。
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