優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
それから大雅は夕食の時もハワイの話は全くして来なかった。



まるで、その話は終わったかのような振る舞いでいつもの大雅だった。






「大雅」


「あ?」


「お風呂入ってくるね」


「俺も一緒に入る」


「それは嫌。絶対嫌だからね」






そう言ったのに、大雅はお風呂に入ってきてしまった。



ほんと、大雅は逆らわせてはくれないよね。







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