優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
ネクタイしめられなかったらどうするのよ?



振り返ったら大雅が自分で頑張ってネクタイをしめていた。


なんだ…。
できるんだ。

よかった。


あたしもネクタイくらいしめれるようにならないとね。





「大雅、お願い。背中のチャックしめて」





今度はあたしがワンピースのチャックがしめられなくて、大雅にお願いした。






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