+..小悪魔的な..+
いきさつを一通り話したアタシに虎ちゃんがため息をつく。





「付き合うなとは言わないよ?だけど会ったその日に下着姿ってどーいう事?」





虎ちゃんはセンパイに冷たい視線を送った。





「で、でもでも未遂だよ?」



「美姫は黙ってて」





虎ちゃんの声が怖い…



いつも優しい虎ちゃんなのに。



こんな事初めてだ。





「千明、美姫は俺の大事な妹なんだ。軽い付き合いならやめてくれ」



「………」





うわー


この状況耐えらんないッ!!




軽い気持ちでセンパイを家に誘ったのはアタシです。


…なんてとてもじゃないケド言えない。



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