大切なもの…〜cherry tree〜
ケントの実家に行っても、
真奈は眠らずケントの側で手を握り続けた。
「真奈ちゃん。ちょっとだけでも、寝なお腹の赤ちゃんに悪いで」
ケントの母親は、
真奈の横に座って言った。
『なんで妊娠の事…』
「達也に聞いた」
ケントはもう目を開けないのに、
ケントの母親は優しい顔。
『眠れないんです』
逆に真奈は、悲しい顔。
「お腹の赤ちゃんは、ケントの生まれ変わりかな?」
ケントの母親は、
そう言った後部屋を出て行った。
生まれ変わり…
そんなものあるわけないよ…