帰って来た HERO【完】
もうバレた!
俺から宿泊券を奪ったジョイトイは、嬉しそうに笑った。
「お、いいじゃん♪うちのそばのここのホテルのエステ超有名!まゆ、一緒に行こう♪」
「うん・・・」
まゆたんは遠慮がちに頷いた。
何だかまゆたん、朝から元気がないような気がする。
・・・いいよ、別に。
俺忙しいもん。
今回だって2日の休みを取るのにすげー苦労したしさ。
そんなのあったっていつ行けるかわかんないからいいもん!
俺はそう思う事で悔しさを飲み込んだ。
スキップしながらジョイトイは、中島田のまわして来た車に乗り込んだ。
俺は溜息をつき、ジョイトイから押し付けられた荷物と自分の荷物を背負った。
「ゆきたん」