帰って来た HERO【完】
昨夜の俺は黒かった。
まゆたんはあの時は気にしないと言ってくれたが、『愛』のお持ち歩きもバレた。
俯いたまゆたんの表情は見えなくなった。
俺はただ、彼女のつむじのあたりを見つめていた。
愛想、尽かされたか?!
『言わんこっちゃねー・・・お前、終わったな』
だ、黙れ!
出てくんな!公式審判!!
パッと顔を上げたまゆたんと目が合い、俺の背中を冷や汗が伝って行った。
「ゆきたんのおうちに行ってみたいの!」
「!!!??」
これは・・・!?
「あの・・・嫌じゃ、なかったら・・・なんだけど・・・」