モテ男と地味子の初恋物語
私がキョトンとしていたら、桂木君がそう教えてくれた。

「詳しいのね?」と言うと、桂木君の家では猫を5匹も飼っていると聞き、私は思わず「いいなあ」と言っていた。

私の家はアパートのため、猫や犬を飼う事が出来ない。猫か犬を飼う事が、小さい頃からの夢だった。


桂木君は猫に引っ掻かれるのはしょっちゅうだそうで、腕のあちこちに白い線となって残った傷跡を見せてくれた。

私が「へえ〜」とか「うわ〜」とか反応していたら、桂木君はワイシャツのボタンを上からパッパッパと外し始めた。

何するんだろうと思ったら、ガバッとワイシャツの前を開いた。
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