レモンドロップス。
―――ど、どうしよ、まさかホントに見つけちゃうなんて!
必死に探してたくせに、見つけたとたんどうしていいのか分からない。
陽斗の彼女で、菜美の親友のあたしに見つけられちゃって、いずみちゃんも嬉しいのかな・・・。
余計に気分を悪くさせちゃうかも。
いろんな考えがグルグル回る中、なぜか体だけはどんどん前に進んでいく。
とにかく、もういなくならないように話をしなくちゃ。
それがいずみちゃんのため、菜美のため、それに陽斗のためにもなるんだから。
「あ、あのっ・・・」
思い切って話しかけると、その子は全くあたしの気配に気づいてなかったみたいで、驚いたようにパッと振り返った。
「―――えっ」
その顔を見てあたしはもう一度息を飲んだ。
「陽斗・・・?」
そこにいるのは、陽斗の顔・・・。