三つの月の姫君
「そ……そんなわけにはっ。相手の気持ちもあるし、そういうことっていうのは流れってもんが……第一、か、彼女が来てくれるか」
「おまえを見てると、あちこちむずがゆいから。さっさと告白して呪いを除去してこい」
「除去って、虫じゃありませんからね。そう言われても、できることと、できないことがこう……厳然と」
「ふん、そんなこと言っている内に新月はもうすぐだ。もうこれ以上、オレは知らん」
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