三つの月の姫君


「どうした、フィオナ」


 ためらいもせず自分の名を呼んだ男に、すり寄ってしまったのも、仕方がないと言えばしかたがない。


 彼女には罪はない。


 魔物の呪いから免れたい一心だった。


 ミスターはわかりながら、一夜の愛を誓った。


(さあどうする。もう邪魔者は居なくなったはずだ。そして明日は新月だ。あいつめ、どう勝負をつける?)






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