三つの月の姫君
「きゃー、なんてこというんですかー」
「きゃーじゃない! なんで、こっちが恥ずかしくなるようなことを言うんだ、おまえは」
「恥ずかしいって、一体なにが?」
「キ、キスとか……」
「あ、まあ、そのくらいですよん。ええ、ええ」
「なんだ、その余裕」
「だってねえ、十八歳越えてたらそれ以上は……」
「下世話な話はもういい!」
二人、話をまとめ始める。
「犯人はそこにいる誰かさん?」
とたん、がさがさっと藁が舞い散った。