ある寒い冬のこと。


僕は歩いた。



ただひたすらに。




あなたに会いたくて。



もう一度そのぬくもりを感じたくて。





でも、歩いても歩いても誰もいない道。




ただ自分だけがポツリと立っている道。



差しのべてくれる手は、そこにはなかった。
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