ホスピタル

初恋




それから私達は
毎日一緒にいるようになった。



お母さんとおばさんも
すごく仲よしだった。



私達と幹也。
お母さんとおばさん。


年が変わらない私達は
仲よくなるのに全然時間はかからなかったんだ。




「梨愛、梨磨〜。ママお仕事行ってくるね。幹也くんのお家いってらっしゃい」



「「はーい!」」



お母さんはこの頃から
夜のお仕事を始めていたから夜は幹也の家にお世話になっていた。



おばさんは昼のお仕事。
お母さんは夜のお仕事。


だから幼稚園が終わると、幹也は私達の家に帰ってきて、おばさんのお仕事が終わるまで私の家で遊んでいた。


夜は私達が幹也の家にお世話になる。




それが毎日の生活になっていた。



お互い母子家庭で大変で
お互い助け合って子供達を育てた。




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