愛する気持ち (続)
あたしはバイトに向かった

校庭を出ると先輩が車の中から呼んでいる

「あたし 用があるので」

「送る」

「結構です!」

「バイトだろう?」

「知ってるんですか? あっ!そうか 付き合ってから」

「思い出したのか?」

「いえ!みんながそういうのでそうかと思って」

「送ってやるよ」

「いいってば!
あたし 先輩の顔を見たくないんです 見たらなんかおかしくなっちゃうんです だからもうあたしの前に現れないで下さい」

「・・・・・・」

あたしは振り切って走った
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