かくれんぼ
「葵、空を見て、俺はそこにいるから。だから俯かず空を見上げて生きるんだよ。」
と言って蒼はいなくなった。

蒼、わたしの初恋の人
さみしかったよね、ずっと山に取り残されて
やっと見つけたよ。
指輪、ありがとう。一生大切にするよ。

ブーッブーッ
お母さんからの電話
「葵っ!!どこにいるの」
辺りはすっかり暗く、月が出ていた。
「裏山」
「裏山ってもしかして蒼くんが行方不明にあった・・・・」お母さんは絶句した。
「わたしは大丈夫だよ、後、蒼、見つけたよ」


---数日後
警察の捜索により蒼の白骨体は崖下から見つかった。わたしはあまりのショックに記憶喪失になり、あの日のことを思い出せなくなり、警察も唯一の証人であるわたしがこんな状態だったから蒼の行方を探しだせなかったのだった。
わたしの偏頭痛と過呼吸の原因は蒼を自分のせいで失ったと思っていたことによるもので、あの日以来起きていない。

お母さんと一緒に蒼のお墓参りをする。
「蒼くんもやっと静かに眠れるね」
「うん」
「お母さん、もし蒼くんが生きてたら葵と結婚してほしいなってずっと思ってたわ」
「うん」
「葵はやっぱり辛いよね。蒼くんが生きてるみたいなことを最近言うからお母さん心配で」
「蒼はもうここにはいないけどわたしの側でずっとわたしを見ていてくれるから平気」
「そう」
「あのね、お母さん今年は無理かもしれないけど、わたしなりたいものが出来た」


---数年後
わたしは空港にいた。今日もフライト。
パイロット? それは蒼の夢。わたしはパイロットが安全に空の旅ができるように管制官になった。
蒼、わたしは今日も空を見上げてるよ。
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