もしも私がブスだったら。
「早く、言ってくれるかな?」




「・・・・。」



さっきから、検事さんが私の方をジッと見ている。


「じゃあ、これ見てもらおうか。」


と言って検事さんは携帯を持ってきた。

しばらくすると、私の声が。


「山乃春香を殺してほしいの。」




「殺し屋は、諸星杏里に頼まれたって言ってる。」



涙が出てきた…



「…認めます。」


「分かりました。」
< 148 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop