また君に…



「…ゴホッ……じゃ、じゃあ何で?」
「そんなの当たり前じゃなぁ~い。
瀧汰君に近よる為よぉ」
「…え?…瀧汰に?」
女は怪しく笑って、煙草を踏み消した

正直喋り方…キモイ。

「そうよ。
まさかぁアンタが案内するとはぁ…予想外だったわぁ~。ねぇ、アンタぁ、邪魔なのぉ。消えてくれなぁ~い?」

え?
消える?


「…嫌だ」

すると女は私の胸ぐらを掴んで来た
「はあ?
アンタ誰に向かって言ってんのよ!!」
「…アンタ」
「っ!!!ふざけてんじゃないよっ!!!
アンタは目ザワリなの!!!消えてよっ!!!」
女は怒鳴ってる

「…無理」
「…いいわ。さよなら」

―――――ビリビリビリッ

背中に鋭い痛みがほとばしった
私は意識が遠のくのを感じた



「………」

ここ…どこ?

何で私…
こんな暗闇に…?

それに…
何で私…手と足を縛られてるの?

口も…何かで…
…押さえられてる。

私……
下着姿に……
なってる

もしかして……


何とも言い表せない恐怖が襲ってきた。

イヤだぁ。…怖いっ!!!
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