狼くんと放課後LOVE(仮)


「もう、日が暮れてきたな」


ふと宮崎くんが大きな窓から外を眺めてポツリと呟くように言った。


窓から見える空はいつの間にかオレンジ色に染まっていた。



「そろそろ…帰ろうか?」


オレンジ色の夕日に照らされた横顔の宮崎くんの顔は、今まで見たことがないぐらい大人っぽい顔に見えた。



「うん」



どちらともなく繋いだ手。



2人で一緒に食料品コーナーで夕食の買い物をした。


「きょうは、あたしが作るね。味は保証できないけど…」


「莉子が作ってくれるならなんでも俺は全部食べるよ」


そうサラリと言ってしまう宮崎くんに、また恋をするあたしがいた。



< 229 / 236 >

この作品をシェア

pagetop