狼くんと放課後LOVE(仮)
ツカツカと駆け寄り、莉子の腕を掴んでいた男の腕をガシッと掴んで
「テメェー…俺の女になにやってんだよぉ!?」
声を荒げ睨んだ。
男はヒッと怯えた顔で逃げていった。
「莉子、大丈夫か?」
そう言って莉子を見たら
「り…莉子…?」
莉子までも怯えた表情で俺を見ていた。
しまった…。
つい、頭に血が上って声を荒げてしまった。
「莉子…」
そんなに怯えた瞳で俺を見るなんて…。
周りを見渡せば、同じように怯えた瞳で俺を眺めている人達…。
…そうだよな。
莉子は普通の女の子だもんな。怖いに決まってるよな?
こんな俺って…嫌いだよな…?
「怖がらせて…ごめん」
そう呟いて莉子の横を通り過ぎて店を後にした。