狼くんと放課後LOVE(仮)
どれぐらい走ったのか分からない。
息が苦しくなって立ち止まり制服の胸元を掴んで呼吸を整える。
辺りをキョロキョロ見渡した。
ここ、どこ…?
気づいたら知らない場所に来ていた。
宮崎くん…どこにいるの?
途方に暮れて空を仰いだ。
CDショップに行った頃は、まだ明るかった空は、いつの間にか濃いオレンジ色に染まっていた。
なんだか泣きたい気持ちになって、俯いていたら
「莉子…?」
名前を呼ばれて顔を上げたら
「莉子…」
「みやざきくん…」
どうしたんだ?と驚いた表情の宮崎くんがいた。