Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜

後悔

またか・・・。


目を開けると白い空気が広がるあの場所にいた。


「おい!リアン!いるんだろ!」

「そんなに怒鳴るなよ。」


目の前に現れたのは先日あった男の子だった。


そしてもうひとり白いワンピースを着た女性が舞い降りてきた。


「・・・天使?」


その姿が僕がイメージしていた天使そのものだった。


「まったく、天使だの死神だの勝手に名前つけないで欲しいわ。」


女性は僕を見下ろして言った。


「彼女はリリー、佳菜の死神だ。」
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