Mr.アエナイ

中2~夏~

私は神谷 和のことをどんどん知っていった。

はたからみると立派なファンなのだろう。

しかし、それは見た目だけ。

家の中ではなんでもない人になっていた。

初めの方は本当にファンだった。

けど、「和なんてやめておけ。」という父の言葉で一気に冷めた。

そんな言葉、聞きたくないよ。

母も冷やかしてくるし、妹は別の人を見るようになった。

家族の前で【神谷 和】という言葉を口にしなくなった。

私は里美を理由にテレビを見る。

しかし、私の中ではまだファンだった。

...ちょっと複雑。
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