イケメン学園~秘密の甘い恋~

「おじいちゃん・・・どうして写真がなくなってるの?」

あたしは、やっぱり不思議だった。

だって、小さい頃遊びに来てたときにはたくさんあっていつも写真を見てはみんなで思い出を語り合ってた。

思い出の写真が見られるのは、この家だけだったからすごくショックだった。


「あぁ・・・。いや、ただ・・・・思い出すだけで苦しくなるんだ。」


「えっ?」


だって、いつもあたしに、

『ばあちゃんとじいちゃんは大丈夫だから、優那はゆっくり受け止めていけばいい。』

両親を亡くしたあたしに、何度も何度もそう言ってくれた。

あれは嘘だったの?


「優那に、もう話すべきなのかもしれんな。」

あたしに隠していることでもあるの・・・・?



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