イケメン学園~秘密の甘い恋~

「お前がお父さんとお母さんと同じ道に行ってしまうんじゃないかって・・・・。」


おじいちゃん・・・・。
おばあちゃん・・・・。


「ごめんなさい。あたし、ほっておけなかった。お父さんとお母さんを見てるみたいで。・・・・って、あの子供は?」



「大丈夫だ。一応、検査受けてるけどな。」


蒼空くんが答えてくれた。

安心してほっとしていると、


「お姉ちゃん!!!」


あ、

あの男の子だ。


「ありがとう。」


たった一言の言葉だったが、嬉しかった。


「これからはあんなことしちゃダメだからね?」


「うん!!」


男の子はあたしに手を振りながら病室を出て行った。





< 411 / 425 >

この作品をシェア

pagetop