ボクがキミをスキな理由【短編集】
二人の目は悪人を見るかのように、シラーっとした涼しい目で俺を見ていて。一瞬、自分が責められてるみたいで気分が悪くなった。


「なに、その目。俺が悪いとでも言いたいの?」


納得いかない。なんで俺がそんな目で見られなきゃいけないの?


強い瞳で玲央を睨むと、アイツはハァとため息を吐きながら俺の肩を叩いた。


「当たり前やろ、太一。
ユミちゃんは女の子やで?
そんな関係いつまでも続けててイイワケないやろ?」


は?

言ってる意味がわからない。


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