ボクがキミをスキな理由【短編集】


そう言ってユミちゃんの肩を叩くと

「それが…アンタの答えなの?」

ユミちゃんが呟く。


「私と抱き合ってもキスしても何も感じなかった??私は…太一にとって性欲処理にしか過ぎなかった??」


ユミちゃんは膝を抱え込んで。
背中を丸くさせながら、震える声で訴える。


――キツイ。


こんなユミちゃんは見たくない。


正直…、ユミちゃんとのHは性欲処理だけじゃなかった。抱き合っていれば安心感だってあったし、触れあえば愛しさだって生まれてた。


< 62 / 461 >

この作品をシェア

pagetop