ボクがキミをスキな理由【短編集】
そう言ってユミちゃんの肩を叩くと
「それが…アンタの答えなの?」
ユミちゃんが呟く。
「私と抱き合ってもキスしても何も感じなかった??私は…太一にとって性欲処理にしか過ぎなかった??」
ユミちゃんは膝を抱え込んで。
背中を丸くさせながら、震える声で訴える。
――キツイ。
こんなユミちゃんは見たくない。
正直…、ユミちゃんとのHは性欲処理だけじゃなかった。抱き合っていれば安心感だってあったし、触れあえば愛しさだって生まれてた。