~天に背いて~<~天に送る風~第二部>
第十四章 永遠の親友

「マグヌム、奴らはおまえをどうにかしたいらしい。どうやって報いる?」


 それまで地獄の玉座の傍らにいたマグヌスの弟が言う。


「は。失礼ながら自分は語る言葉を持ちません」


「地上へ、戻れるとしてもか」


「私の居場所はこの地獄にしかございません。どうか王者の傍らに」


「愚かだがかわいくもある。この町、この城で我と来て遊ぶか」


「よろこんで」


 ふう、と硫黄臭をさせながら地獄の王者が息を吐く。獰悪(どうあく)さではマグヌスの弟にも匹敵する不気味さだった。


「今度はいつまで遊べるかな」
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